食物の力、 セミノール、 完熟型オレンジ
ジューシーな完熟オレンジ
「セミノール」とは?
セミノールというオレンジをご存知ですか?
ちょうど4月下旬から5月下旬に出回る国産オレンジです。
比較的短い期間ですのでカラーオレンジと間違えてしまう人も多いです。
セミノールはダンカングレープフルーツとダンシータンジェリンを掛け合わせて生まれた
実はアメリカの品種です。
ちなみにカラーオレンジは 温州みかんとキングマンダリンを掛け合わせて品種ですが
これもセミノールと同じアメリカ生まれです。
どちらも4月下旬から5月下旬ぐらいに市場経由でスーパーなどの店頭にお目にかかるんですが
今日はセミノールの特徴について話たいと思います。
セミノールの特徴その1 完熟させたオレンジ
セミノールの収穫時期は、3月下旬から4月上旬。酸味が強いため、一旦倉庫などで保存し、酸味を抑えてから出荷されるそうです。スーパーなどの店頭には4月中旬〜5月中旬ころに並びます。つまり収穫してから熟成期間を得てから店頭に出すオレンジです。味はジューシーで甘みをしっかり味わうことのできる甘さです。(果糖が多いです。手に触れるとネタネタします。)
問題は、熟成期間は産地によってまばらですので完熟過ぎてしまうこともあります。
要は腐ってしまう!
セミノールの特徴その2 種が含まれている
セミノールはほかのオレンジに比べて種が含まれている割合が多いです。
理由はわからないのですが、ジュースとして利用されることが多かったみたいですので
種はそれほど苦にしていなかったかもしれません。
セミノールの特徴その3 鮮やかなオレンジ色
セミノールの色は 鮮やかな濃いオレンジ色でおいしいそうな色相です。
皮もつややかで張りがあり奇麗です。でも完熟することにより多少キズがつくことがあります。
豊富な果汁が含まれて甘い「セミノール」はこの5月までのオレンジです。
それこそ期間限定のフルーツです。アメリカ産オレンジがちょうど終盤に入るこの時期に出回りますが、みかん好きにはたまらない一品です。
しかしあまり知られていません。
期間も短いですし三重、和歌山、大分が主要な産地ですので関西系にしか出回らないオレンジといえます。
今日は 学校給食に納品しましたが、完熟具合によりこのことを知っている栄養士さんならわかってくださるといいんですが・・・・意外と特徴を知らないと古いと言われれそうです。