【食物の力のブログ】
冬至のかぼちゃの由来はなんとこんな理由が!
今年平成25年の冬至は、12月22日(日曜)でした。
忘れていました。
八百屋の店舗があるときには、市場の雰囲気で明日が冬至とかすぐわかるのですが、
今年は、まったくわかりませんでした。
今の時代、本当に季節感がなくなってしまいまして、
お年寄りのおせっかいもなくなってしまったようです。
冬至といえばかぼちゃにゆず湯に入って
冬の厳しさを乗り越えようとするという由来があります。
そんな冬至の日にかぼちゃを食べるのにはきちんとした意味があります。
冬至のかぼちゃはなぜ食べる?
この日にかぼちゃを食べ始めた由来するのは江戸時代位からはじまったとされています。
現在では、かぼちゃの栄養価が注目されて
ビタミンAやカロチンが多く含まれるから風邪の予防になりやすいというような
裏付けがあるようですが、
昔は冬場は特に野菜が不足しがちでその期間に栄養価があるとされていて
さらに比較的保存のきく食材だったカボチャを冬至の日に食べて冬を乗り切ろうという
知恵が由来のようです。
冬至にかぼちゃを食べる由来は諸説あってどれもが冬を乗り切るための知恵という
考えで発生したものであります。
冬至とは 夜が一番長い日というのが一般的に知られているところですが、
実はこれは「湯治」という意味も古くはありました。
そこから柚子の入ったお風呂に入るという流れがきているそうです。
この柚子にもきちんと意味があったというか「ゆうずうがきく」という意味があって
これは少しダジャレのような気もしますが、体を暖めてくれる効果があります。
この日はお風呂をあがったらぱぱっとねて冬の寒い日を暖かくして眠ってくださいね。
冬至に食べるもの「かぼちゃ+こんにゃく」
かぼちゃと言えば夏の食べ物なんだけどと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
この日にかぼちゃこんにゃくを食べる習慣はずいぶんと昔からあるようです。
地域によってはかぼちゃ+こんにゃくをこの日の朝のうちに食べるという
場所もあるようですが、
かぼちゃへの云われとして冬の間に風邪を引かないようにという意味で食べる意味が
よく知られている事ですが、実際にかぼちゃなどの緑黄色野菜にはカロチンやビタミンアと
いった粘膜や皮膚の健康を保つために必要な栄養がたくさん含まれています。
先人たちはこれらの栄養の事は知らなかったと思われるのですが、経験からこの日に食べると良いという知恵を編み出したのだと思います。
さらに、冬至は保存の技術も乏しかったため保存のきく食べ物がほかにあまり無かったというのも冬至にかぼちゃをたべて風邪予防という事につながっているようです。
かぼちゃとゆずは、冬至でなければならないという意味でないと思いますので冬の間は積極的に食べてみましょう。
【今日の名言】
被災した人々が決して希望を捨てることなく、
体を大切に明日からの日々を生き抜いてくれるよう、
また、国民一人一人が、
被災した各地域の上にこれからも長く心を寄せ、
被災者とともに、
それぞれの地域の復興の道のりを見守り続けていくことを
心より願っています。
-天皇陛下