植物の力 八百屋のよっちゃんからのメッセージ
えだまめがいきるとは ?!
河野様へ
昨日、丸果 後藤さんよりのメッセージです。
河野さんの枝豆がいきっているとの連絡が入りました。
いきっているという意味はいろいろあるんですけど、
生産物は、元来生き物ですので枝から離された枝豆でも生きているということです。
自分から体温というか熱を放出しているということです。
今は、外気温が高いので、枝豆もその外気温の影響で枝豆自体も温度が非常に高くなります。
さらに そのまま枝豆の体温の高い状態で
出荷前に多くのえだまめたちが狭い箱の中に入れられると
いわゆる「いきる」という状態になります。
この場合、「いきる」は、むせるということになり、
蒸してもいないのに蒸した状態になり、枝豆の表面は、赤茶色に変色してしまいます。
それは、製品(枝豆)を販売するうえでよくはありません。
枝豆は、みずみずしい緑いろでなければならないからです。
変色した枝豆は、不良品、古いと思われても仕方のないことです。
そのためにする方法は、枝豆の粗熱をとることです。
①枝豆の収穫は、早朝の気温の下がったときにすること
②収穫した枝豆は、なるだけ早く枝からちぎること
③枝から離したえだまめは、濡れ新聞などでえだまめの体温を下げてください。
場合によっては冷蔵庫を使用するのがいいかもしれませんが、
しかし冷やしすぎはよくありません。
なぜならそれから流通にかかるので、温度の高い状態におかれる場合がままあります。
そうです。 いつも冷蔵庫の中にいるとは限らないのです。
基本的には、収穫時の枝豆自体の体温を下げることで、おいしいえだまめを出荷できることです。
予冷とまでは必要ありませんが、えだまめの体温に気を付けていただくといいです。
河野さまには、まだまだ続く暑い日々ですが、体調を崩さないよう十分お気おつけて、
健康と夏バテ防止になる美味しいえだまめの出荷を続けていただきますよう お願い申します。
マルま青果 八百屋のよっちゃんより